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海の時間

パストライフ放浪記3:光

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もう、あんな体験はごめんです。
間違っても、悲しくて怖い過去世なんて見たくない。

それに、腰痛はそれほどは改善していませんでした。

やっぱ、意味ないじゃん。
だめなんだよ、過去ばっか振り返っても。

だから今度は、明るい未来を現実化したい、
そんなワークをするよう、お願いしたのでした。

しかし、そこでもまた…
過去が出てきました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

その男は、漁師さんでした。
子ども二人を一生懸命育てていました。

しかしある時、その子ども二人を
一度に亡くしました。
海がさらっていってしまったようです。

砂を握り締め、号泣し、
子どもを奪った海を憎み、神を呪う自分がいました。

それから、漁師を辞め、人として生きることをやめました。
人間社会も神も絶対に拒絶し、ただ息をする生き物。
浮浪者となったのです。

その日、男は裸足で町を歩いていました。
擦り切れた衣をまとい、身を寄せる壁を探します。
折りしもそれは、嵐の夜の海辺でした。

何とか腰掛け、嵐の風の音を聞いています。
これが、終の棲家か…
自らの死が、近づいているのを悟っていました。

これまで何十年、何もかもを、拒絶し続けていました。
でも、その心が癒されることは、ついにありませんでした。
だから死は、その男にとって、たった一つ残された希望でした。
絶望の中で生き続けることの苦しみから、これでやっと解放される。
そう思ったとき…
拒絶したはずの神の名を、口にしていました。

神よ、私はあなたに、全てお任せします…

男のぼやけた視界の前に、強力な光が現れました。
白い光は全身を包み、男の身体は、その芯までまぶしく照らされます。

巨大で強力な光は、神だったのでしょうか?

男はその光が、神であり、魂の集合体であり、
いわば“全”であると感じました。

ああ、この光と、一となるのだ。

そう思ったとき、男の魂は、光の中に溶けていきました。
歓喜とともに。

そこからはもう、一面光しかありませんでした。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私はやっぱり、子供を失ったシーンで号泣していました。
涙と鼻水が止まらなくてもう大変でした。

だから、いやだって思ったのに…

ヒーラーさんは、聞いてきました。

「その人の人生を、どう思う?」

私は当然、いわゆる浮浪者という立場の人への
感覚が、ガラリと変わりました。

無駄な人生なんて、一つもないんだな。

「ではその人の光を、受け取りますか?」

よく分からないけど、はい、と言いました。

再び目を閉じると、その男の悲しみを保っていた魂が、
赤黒く光る石のように浮かんできました。
石は、漁師さんの使うような網できつく覆われています。

それを、網ごと溶かして行って…

すると、あの、最後に現れた光が再び目の前に浮かび、
その中から男が駆けてきました。若く強い肉体で。
何か、別の光を手渡されたような気がしましたが、
それが何かはよく分かりませんでした。

このビジョンが、今の私にどう影響しているかというと…
実は今でも、あの光の印象は、くっきりと目に浮かびます。
何かは分からないのだけれど、きっと、
私も死んだら、あの光に還るんだな、
なんていう妙な確信を持つようになりました。

とても影響のあるセッションだったと思います、今思うと。
その時は嫌だったけれどね。

ちなみに、その海は、地中海です。
私は、北アフリカ辺りのエジプト人のようでした。
どこかの小さな島に住んでいたエジプト人だったかもしれません。

なんでそんなこと、思うんでしょうかね…
不思議でならないです。

でも、追体験って、ハートが…辛い。
必要な時に必要なことが起こるもの、と聞いたことはあるし、
そうなんだろうな、とも思ってはいるけれど、
過去世を見るのはやっぱり、もうこれで勘弁してほしいな…
と思ったのでした。
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by yuu-kakei2 | 2013-10-23 22:20 | パラレル・ストーリー