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海の時間

日常の中の一コマ

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さて、今回の訪問先は、町の中心地からバスに乗ること
約30分くらいで着く所にあります。

2度目の訪問とはいえ、すぐ迷子になる自分。
微妙に緊張しながらバス停の椅子に腰かけて待っていると、
明るいピンクのTシャツを着た初老の女性が隣に座りました。

しばらくすると、女性が言いました。

「ひどく座りにくい椅子だね」

そうですね、座りにくいですね、等々話しているうちに、
色んな事を聞きました。


どこから来たの?ああ、日本。
私の夫は昔日本に行ったことがあるそうだよ。

ここはね、昔から、中心地より川を挟んで向こう岸の方が
それなりに環境のいい住宅街で、
中心地に行く時は誰もがきちんとした身なりをしたものだよ。
今は(自分も含めて)服装は随分と自由になったけどね。

以前、裕福な日本人がマンションの上階に住み、
その他の人々は下の階か、別の地域に住むようになった時期もあったよ。
ホームレスも増えたね。

今は風紀が悪い所もあって、私はずっとここに
住んでいるけれど、恐い所もあるよ。
もちろん、ここを離れることはないけどね。

うちの息子は大学出て、もう孫もいるんだよ。
今はこの町にはいないんだけどね。
親戚が町に住んでるんだけど、もう末期って言われちゃってね。
私はね、今からその親戚の所へ手伝いに行くんだよ・・・


こんな調子で、たくさんのお話を聞きました。

短い時間にこれだけのお話を聞くなんて…

なんだか、不思議!!

話しこんでいるうちに自己紹介をし、
握手までしてしまいました。

この後、バスに乗り込み、目的地で知らせてほしい、というと、
「もしも間違ったらこれで帰ってこれるよ」と、通常料金で1日パスをくれました。

そして、ちゃんと目的地でお知らせしてもらい、とても
親切なドライバーさんで助かりました。

日常の一コマ…
前回は地元の人と会話することなんて一度もありませんでした。
なんでもないことなんだろうけれど、私にとっては、
いつもは絶対に話をしないような、思いもかけない人との交流が面白く…

また、ここは、二度と訪問したくないと思いつつ、
結局来ることになった縁ある場所です。
その土地で生きてきた人の半生を聞くことになったのも、
何か意味があったのかな…?と思ったりして。

一生の思い出に残りそうな、温かい一コマとなりました。
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by yuu-kakei2 | 2014-08-13 22:51 | その他