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海の時間

熊野三山への旅4:熊野速玉大社と新宮周辺

さて、新宮駅行きのバスに乗り、終点の1停留所手前、
「権現前」で降り、そのまま熊野速玉大社へと向かいます。
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真っ赤な鳥居が立派です。
くぐると、すぐ右手に「八咫烏神社」と
「鑰宮手力男神社(かぎのみやたぢからおじんじゃ)」が
並んで配置されています。ここでもしっかり参拝。
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少し歩くと、またまた大きな樹に遭遇!
近寄ってみると、ご神木のなぎの木でした。
あまりに大きく、また美しくて、思わず手を合わせてうっとりと眺めました。
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さて、この速玉大社も、本宮大社と同じく、
たくさんの神々がずらりと並ぶように祀られています。
まず、一番左手の拝殿へと向かいます。

すると…

ぶわ~~~~~っと、何かが神殿から
溢れてくるーーーーー!!

こんな風に感じたのは初めてだったので、ビックリ!
すごいここ!

あまりの強烈さにどきどきしつつ、右へ右へと進みます。
とにかくどの社も温かいのです。
もしかすると、強烈に晴れてきたせいかもしれないけど、
くらくらする思いでした。
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そして、極めつけは最後の2殿、新宮神社と熊野恵比寿神社です。
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新宮神社は、その社の大きさに見合わぬ数の神々が
合祀されており、ものすごい存在感を放っています。
お隣の熊野恵比寿神社は、その神殿もさることながら、
狭い境内にある木々に何か特別な力があるようで、
めまいを通り越し、笑いが止まらないほどでした。

熊野速玉大社は、とても行きやすい平地にありますし、
他の二社と比較したら普通かな?と思ったのですが、とんでもありませんでした。
山の神様がそのままドン!と地上に降りてきた、という感じで、
とにかく神聖さが凄かったです。

さて、これで2社はめぐりました。
とても天気がよく、すがすがしかったので、
市内にあるという神倉神社へ行ってみることにしました。

その前に、まずは昼食♪
…しかし、自分が行きたいと思う店がことごとく閉まっています。
暑い日差しの中、歩いてたどり着くごとに、閉店。
なんだこりゃ?他に全く興味のない店ならいくらでも開いているけど…

???と思いつつ、昼食は後回しにして、先に神社へ行くことにしました。
新宮駅前にある観光案内所では、自転車を借りることができます。
ちょうど自転車で行くとよい距離だったので、神倉神社まで向かいました。

駐車場の隣には、出雲大社教のお社がありました。
さくっとお祈りを済ませ、神倉神社へと向かいます。

入口すぐ正面に、小さな猿田彦神社がありました。
お参りしたいのだけれど、おじいさんが箒を掃いています。
何となく、入るなと言わんばかりの勢いで^^;
でもでも、猿田彦様はやはりお参りしたいなぁと、
うろうろした後、お参りさせていただきました。

さぁ、これでやっと神倉神社…と思ったら、
今度は女性4人組がわいわいと入ってきました。

まず鳥居前で広がって写真を撮ったり眺めたりしています。
もちろん悪い人たちでは全くなかったのですが、何だかこの時点で、
行く手をことごとく阻まれてる感満載になりました(笑)

神倉神社の鳥居手前には、小さな賽銭箱が設けられていました。
そこにお賽銭を入れる私を見て、女性たちはこう話してました。

「ここでお賽銭を入れなくてはいけないの?」
「ううん、ここはお参りできない人がお賽銭を入れるところだから。
私たちは上に行くから、入れなくていいと思う」

ふむふむ、なるほどそういうことか。
でも入れてしまったし、お祈りしておこうっと。
と、お祈りをしている間に、前を行く女性たちの声、いえ悲鳴が聞こえてきました。

「ここ、怖い~~~!!!無理~~~!!」
「私はここまでにするから、行ける人は行ってきて」

え、なんのこと?と思って見上げると…
その時になって初めて(それまでは女の子たちに阻まれて見えなかった)、
目の前に崖のような急峻な階段が広がっているのを知りました。
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それは、階段というよりも、崖に岩をなんとなく並べてある
というだけの、いわば登山、あるいはロッククライミングといっていい道でした。

私も、2人の女性たちが途中リタイアした付近まで
登ってみました。が、岩の大きさが不均等で、私の靴では滑りやすく、
手をつかなくてはうまく前に進めない感じでした。

はぁ~~と息つく私に、女性が言いました。
「ここでね、50段なんですよ。で、全部で538段あるんですって。
てことは、この10倍以上あるってことなんですよね…」

えっ、そうなんですか??知らなかった…
正直、バスの時刻表以外、それほど下調べをしていませんでした。

それを聞くと、さすがに、恐怖がよぎります。
ここから落下した人はいないのか…と不思議に思うほど。
そしてもう一声、今度は参拝から降りてきた女性がお話に入ってきて、さらに付け加えました。

「ここからね、さらに急な所があるんですが、
そこを抜ければ何とか…でも、きついです」

ここからさらに急?

ということで、あっさり私もリタイヤすることにしました。
降りるのも一苦労でした。といいますか、降りる方がもっと怖かったですね^^;
それにしても、女性たちの言葉があって助かりました。
もしも知らずに一人で登っていたら、私のことですから、
道半ばで文字通り立ち往生してたに違いないと思います。

写真などで拝見しますと、とても大きな岩がご神体として祀られているそうですね。
石好きの私としては、できればお参りしたかったのですが、
運動神経が良いわけでもなく、修験者でもない私は、
その岩山を登り切る自信がありませんでした。
無事訪問できた人はすごいなと思います。

ところで、古来より神聖視されてきた神倉山の神様を、
「新宮」、つまり熊野速玉大社に移した、というのが
新宮市の名前の由来だそうです。
なので、この神倉神社は、「元宮」にあたるのだそうです。
実際のところ、熊野速玉大社に祀られている神々の中に、
神倉の神様を祀る「神倉宮」がありました。
ああよかった、すでにお参りしてたんですね(笑)

それにしても、神倉神社の神、高倉下命(たかくらじのみこと)を
速玉大社に移していただいたのは大正解だったと思います(笑)
私のように、訪問できない人間にとっても、
お参りさせていただけるようにしたのですから、ありがたい話です。

さて、昼食探しから何となく行く手を阻まれてた感は
これだったのか!ということで、参拝をやめると何でもスイスイでした。
途中、浮島の森にも立ち寄り、美しい木々に癒されました。
こちらの浮島の森には、神様というよりも自然の精霊とかが
沢山いそうな、きれいなところでした。
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今まで感じたことのない、偉大なる神々の存在に圧倒されて…
名物のめはり寿司やもうで餅もいただいて…
いい所だなぁ、熊野。幸せいっぱい!
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さて翌日は、いよいよ三山めぐりの最終訪問地、熊野那智大社です。
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by yuu-kakei2 | 2015-04-18 10:22 | 旅・国内