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海の時間

若狭の秘仏巡り1:若狭について

先日、若狭(わかさ)へ行ってきました。
若狭というのは、福井県の西側にある、小浜(おばま)市周辺を指します。

ちょっと補足しますと、福井県は、
敦賀(つるが)という町より北東の地域を「嶺北(れいほく)」、
南西側を「嶺南(れいなん)」と呼びます。
元来、嶺北は「越前国」、嶺南は「若狭国」であり、
長いこと別々の国として存在していました。
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(Google mapより)
実際、この両者の間には、かなりな山岳地帯がありまして、
この山越えは現在でも、電車・車共に結構大変な道となっています。
(たとえば冬の時期、関西や関東から電車で福井へと行きますと、
敦賀から長い長い北陸トンネルをくぐり、嶺北に入ると途端に雪が現れる…
というように、風景もがらりと変わります)

高速(北陸自動車道)も、敦賀から西には繋がっておらず、
福井県内とはいえ、若狭・小浜は、嶺北地域から相当時間のかかる場所でした。

それが2014年夏、敦賀~小浜間(舞鶴若狭自動車道)が繋がり、
アクセスがぐんと便利になったのです。
そこで、高速を使い、若狭へ行く楽しみが増えました^^

ところで、この若狭周辺には、平安・鎌倉時代に築かれた寺院が多く残されています。
国宝級の仏像があちこちのお寺に保管されているそうです。

なぜそれだけの秘仏があちこちにあるのかといいますと、
若狭という場所の歴史の古さと、その立地条件によるものと思います。
若狭という地名の記述は日本書紀にも表れており、古代より大陸から
人や物が移動してくる入口の拠点、そして都への通り道となっていました。

「若狭」とは、朝鮮語のワカソ(意味:行き来)の当て字で、
「奈良」は、朝鮮語のナラ(意味:都)の当て字なのだといいます。

私は、東大寺のお水取りの「お水」を「送り出す」所は、
若狭の神宮寺だということを、北陸地方に越してくるまで全く
知りませんでした。

若狭では、「お水送り」というお祭りを盛大に行います。
この「お水送り」「お水取り」の由来については、
神宮寺のお話にて紹介したいと思います。

他に、不思議な伝説にも事欠きません。
人魚の肉を食べると、永遠の命が手に入る…そんなミステリアスな話を
どこかで聞いたことはありませんか?

若狭は、人魚の肉を食べ八百才まで生きたという
比丘尼(びくに)が生まれた場所でもあります。彼女が
終焉の地に選んだという洞穴が残っています。

人魚の肉と関係ないとは思いますが、
若狭は、古代より朝廷の食料を納める御食国(みけつくに)でもありました。
奈良時代より若狭から朝廷へと海産物を運んだ道は、「鯖街道」として
いくつかのルートが今も通っています。

古くからの大陸、都との交流によりもたらされた、
素晴らしい寺社仏閣を訪ねた記録を、少しずつこちらに
アップしていこうと思います♪

☆若狭の観光情報についてはこちらをどうぞ
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by yuu-kakei2 | 2015-09-23 15:57 | 旅・国内