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海の時間

若狭の秘仏巡り番外編:若狭一の宮

若狭の大きな神社をご紹介したいと思います。

若狭の一の宮は、若狭彦神社(上社)、若狭姫神社(下社)の二つを
指し
、奈良時代初期721年の創設とあります。

小浜市の国道27号線(京へ続くかつての鯖街道の一つ)から
一本入る県道35号線上には、多くの歴史深い神社仏閣が沢山並んでいます。

この35号線は、遠敷(おにゅう)川に沿うように作られています。

遠敷川というのは、お水送りの神事を行う中心地で、
「下根来(しもねごり)八幡宮」、「鵜の瀬」、「神宮寺」が立ち並びます。
そして、若狭彦神社、若狭姫神社もやはりこの遠敷川沿いの35号線上にあります。

遠敷は、かつて国府があった場所で、
朝鮮語「遠くにやる」という意味の語がなまった言葉です。

この地方を拓いた祖先が遠敷明神、すなわち若狭彦命とされていて、
下根来の白石という土地がその発祥といわれてます。
ですので、彦神社は最初、この地に714年に創られたそうです。
なお、根来(ねごり)も、朝鮮語の「汝の古里」がなまった言葉です。

この遠敷明神という神様こそが、お水送りの逸話の中心となる神様で、
この神様を祀るのが若狭彦神社ということになります。

では、若狭姫神社は?といいますと、ここで若狭彦命は
彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)と同一視され、
若狭姫神社は、お妃である豊玉姫命(とよたまひめみこと)を祀っています。

いわゆる竜宮伝説、記紀の「山幸彦と海幸彦」の神話
そのままに社が建てられたことになるわけですね。

簡単なあらすじ:
彦火火出見尊、すなわち山幸彦は、兄の海幸彦の釣り具で
釣りをしていました。その時、誤って針を失くしてしまったため、
海の神様のいる竜宮城を訪ねた所、豊玉姫(乙姫)と出会い、
めでたく結婚しました。

ちゃんと後日談がありまして、何年かの後、山幸彦は
兄の針が気になって、海の神様に相談すると、
その針が刺さっていた鯛が見つかりました。
そこで、山幸彦は、竜宮城から戻り、兄に針を返して、
豊玉姫と末永く幸せに暮らしました、ということです。

さて、前置きが長くなりましたが、
まずは若狭姫神社からお参りします。
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木々がとっても美しいです。
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最初の写真左手に見えます通り、お社の中には、
千年杉があります。それはそれはもう、大変大きな大樹です。
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境内の周辺には、大変美しい水が流れているのですが、
どうやら井戸水のようで、ご神水として分けられています

さて、若狭彦神社は、姫神社より車で1,2分ほどの場所にあります。
神宮寺や鵜の瀬などの根来方面、つまり山に近い方角です。
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こちらは、境内に入ると途端に背の高い木々に囲まれ、
よほどお天気の良い、それも昼辺りでないと日が当たらない感じの所です。
こちらの手水舎もどうやら湧き水のようです。
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いつ来ても、なぜか厳かな雰囲気が感じられます。
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さて、私が前回訪問したのは秋の連休中だったのですが、
それはたくさんの人でにぎわっていました。
それも、奈良や京都、三重など、遠路はるばる訪れた方たちのようでした。

境内には、以前にはなかった「パワースポット」という
看板が施されていました。
パワースポットという言葉から検索され、多くの方が
来られるようになったのかな?という感じでした。
賑やかなのはいいことですね^^

確かに、神社はパワースポットと称されるべき場所が沢山あると思います。
ただ、もしも若狭に訪問されるなら、お寺巡りもおすすめです。
国宝級の古い歴史を持つ秘仏が、ひっそりと守られ、
訪れる人々を温かく迎えてくれますから^^

さて、なぜこのタイミングでこの神社をご紹介したかと言いますと、
どうやら来週末の10日・11日と、お祭りがあるらしいのです。
遠敷祭り」というそうで、千年杉のライトアップなどが
されるとか。もし気が向いたら、是非若狭の秘仏巡りをなさってみてください♪
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by yuu-kakei2 | 2015-10-03 10:30 | 旅・国内