2015年 04月 24日
熊野三山への旅5-1:熊野那智大社
今回、事前に時刻表など大体は調べておいたので、
PCはいらないかな…と思いつつ、仕事が入っても困るので
ノートを持っていました。
それにしても、熊野速玉大社のエネルギーってすごかったな…
もしかして、今回はここに呼ばれて来たのかな…?
等々思いながら、熊野那智大社のHPを、
前日夜になってからちゃんと読んでみることにしました。
熊野那智大社といえば、那智の滝!と思うのですが、
滝から那智大社まではどうやら少し離れている様子でした。
よく読みますと、滝の麓には、熊野那智大社の別宮、
飛瀧(ひろう)神社があるとのことでした。
ここから那智大社までは歩いて20分ほどということでしたので、
先にこの飛瀧神社へ行き、そこから那智大社へ
向かうことにしようと考えました。
ところが、そのまま読み進めると、
毎月18日には「権現講祭」という祭事があると知りました。
宮司さんが護摩を焚き、大祓の詞を奏上する中、
国の繁栄と参加者の健勝および願い事を
祈念するお祭りで、一般の人でも参加できるようです。
あれ、明日って、18日じゃない?
実は、熊野三山訪問の日程は、もう少し後を予定していたのだけれど、
宿泊したいホテルがすべて満室でした。が、たまたま
16~18日だけ、ネット上でほんの一瞬だけ空き室ができ、
予約できたので、この日程にしたのでした。
ただ、空き室が出たのは本当に私が予約した一瞬だけだったので、
オーバーブッキングではないかとずっと疑ってました。
それこそ神懸かり的な予約に、何かあるのかなぁ…
とぼんやり思ってはいたのですが。
とにかく、せっかくその祭事のある日に訪問するのだからと、
急きょ考えを変え、那智大社へ先に行って、それから
飛瀧神社、すなわち那智の滝に訪れることにしました。
そして当日。
予定より早い電車に乗って、紀伊勝浦駅へと移動します。
そしてバスに乗り、終点那智山で下りると、
写真で見た通りの参道=階段をとにかく登ります。
ひたすら、ひたすら登ります。
本日の天気予報は、曇りのち雨…
って、どこが!??
というくらいの快晴で、強い朝日を浴びながら、
汗をかきかき、本堂へと向かいます。
途中、観音様に出会いました(惜しくも階段で息切れ中で写真を撮り忘れました)。
とっても美しかったので、お参りし、何となく気の向くまま広場へと向かうと…
ぜっけーーーい!!!
わぁぁぁー、なんだろ、この美しさ!?
観音様、呼び止めてくださってありがとう~♪
この広場は、どうやら宿坊の跡地だったようです。
さて、受付時間に間に合うよう、先を急ぎます。
まだまだ続く階段。やっと鳥居が見えてきました。
と、思いきや、もう一つ鳥居が?ひえ~、この登りはきついー。
後で知ったのですが、ここ、473段もあるそうです!
知らなかった~、いや、知らぬが仏でした。
そして、境内に入ると…
びいいいいいいーーーーーんんんん!!!
何だかもう、光があふれかえってます、神殿!!
わぁ、なんだここ???
速玉大社も凄かったけど、ここは神殿全体、
山全体から強烈な光というかなんというか、
とにかく溢れ出そうなものすごい何かを感じるんだけど!?
鳥居の裏から見た山の風景です。
あんまり美しすぎて、すごすぎて、ドキドキします。
階段上りがきつかったのもあるけど。
そして、ちょっと緊張しながら、権現講祭について
尋ねると、「ああ、もちろん参加いただけますよ~」とあっさり受付完了。
ああ、ここだここだ、ここに呼ばれたんだぁーと思いました。
絶景にただただ飲まれるように、息を整えるため、
ちょっと腰かけ、山をずっと見ていました。
すると、何とはなしに背中に視線?を感じて振り返ると、
背後にはちょうど、神殿の一部が見え隠れしていました。
よく見ますと、「八咫烏」と書いてある像の後ろに、
「御県彦神社(みあがたひこじんじゃ)」の社があり、
ご祭神は建角身命(たけつぬみのみこと)とあります。
ここには(当然でしょうけれど)神様がご鎮座されている様子でしたので、
まずは祭事を済ませてからお参りさせてもらおうと思いました。
そして、祭事までにはまだ時間がありましたので、
写真を撮ろうとふらふら境内を歩きました。
見渡しても、あの手前の一番大きな社には、どうしても何も感じないんだけどな…
と思ったら、それは拝殿で、その後ろに本殿が立ち並んでいるのでした。
完全に見えない形となっているのですね。でも、それでかなり納得しました。
さて、時間になりましたら、拝殿の中へと進みました。
意外にも、こじんまりとした祭壇です。
そして、神道一色というよりも、何となく仏教的な飾りがあちこちに見受けられました。
(写真を撮ればよかったですね…)
内部に通されたのは私一人でした。
開始まで15分ほど、じっくりと神様に
こちらの事情をお話しすることができ、とても嬉しかったです。
とはいえ、一人とは。この季節に訪れる人って少ないのかな…と
最初はこんなもんか、と思ったのですが。
祭事が始まると、神官たちが続々と入ってきます。
巫女さんたちも合わせ、その数、約10名ほど。
え!?
こんなにたくさんの人たちが!?
頭では、これは権現講祭であり、国の人々のための祈念で、
個人の祈祷とは違うもの、とは分かっていましたが、さすがにこれだけ多くの方々に
執り行っていただくのかと思うと、申し訳ないような、
とてもありがたいような気持ちでいっぱいになりました。
神事では、「大祓の詞」を、神官の方たちと一緒に読みます。
何だか、「参加してる」という気分満載で楽しかったです。
途中、護摩を焚きます。この辺り、熊野ならではの儀式だなと思いました。
宮司さんはかなりのご高齢で、でも、汗をかきながらも、
きちんと採り行っていただいて、本当に感謝でした。
また、神饌は信じられないくらい盛りだくさんでした。
そうか、ここには沢山の神々がおられるからだろうな、
それにしてもあの尾頭付きの大きな鯛とかバナナとか、この山深い集落で
どうやって手に入れたのかな、なんて俗なことを考えたり。
巫女さんたちの舞もとても上手で、素敵でした。
ああ、本当に本当に、ここに来れてよかった…心の底から、感謝でした。
感激の45分間でした。
まだまだ続く☆
PCはいらないかな…と思いつつ、仕事が入っても困るので
ノートを持っていました。
それにしても、熊野速玉大社のエネルギーってすごかったな…
もしかして、今回はここに呼ばれて来たのかな…?
等々思いながら、熊野那智大社のHPを、
前日夜になってからちゃんと読んでみることにしました。
熊野那智大社といえば、那智の滝!と思うのですが、
滝から那智大社まではどうやら少し離れている様子でした。
よく読みますと、滝の麓には、熊野那智大社の別宮、
飛瀧(ひろう)神社があるとのことでした。
ここから那智大社までは歩いて20分ほどということでしたので、
先にこの飛瀧神社へ行き、そこから那智大社へ
向かうことにしようと考えました。
ところが、そのまま読み進めると、
毎月18日には「権現講祭」という祭事があると知りました。
宮司さんが護摩を焚き、大祓の詞を奏上する中、
国の繁栄と参加者の健勝および願い事を
祈念するお祭りで、一般の人でも参加できるようです。
あれ、明日って、18日じゃない?
実は、熊野三山訪問の日程は、もう少し後を予定していたのだけれど、
宿泊したいホテルがすべて満室でした。が、たまたま
16~18日だけ、ネット上でほんの一瞬だけ空き室ができ、
予約できたので、この日程にしたのでした。
ただ、空き室が出たのは本当に私が予約した一瞬だけだったので、
オーバーブッキングではないかとずっと疑ってました。
それこそ神懸かり的な予約に、何かあるのかなぁ…
とぼんやり思ってはいたのですが。
とにかく、せっかくその祭事のある日に訪問するのだからと、
急きょ考えを変え、那智大社へ先に行って、それから
飛瀧神社、すなわち那智の滝に訪れることにしました。
そして当日。
予定より早い電車に乗って、紀伊勝浦駅へと移動します。
そしてバスに乗り、終点那智山で下りると、
写真で見た通りの参道=階段をとにかく登ります。
ひたすら、ひたすら登ります。
本日の天気予報は、曇りのち雨…
って、どこが!??
というくらいの快晴で、強い朝日を浴びながら、
汗をかきかき、本堂へと向かいます。
途中、観音様に出会いました(惜しくも階段で息切れ中で写真を撮り忘れました)。
とっても美しかったので、お参りし、何となく気の向くまま広場へと向かうと…
ぜっけーーーい!!!
わぁぁぁー、なんだろ、この美しさ!?
観音様、呼び止めてくださってありがとう~♪
この広場は、どうやら宿坊の跡地だったようです。
さて、受付時間に間に合うよう、先を急ぎます。
まだまだ続く階段。やっと鳥居が見えてきました。
と、思いきや、もう一つ鳥居が?ひえ~、この登りはきついー。
後で知ったのですが、ここ、473段もあるそうです!
知らなかった~、いや、知らぬが仏でした。
そして、境内に入ると…
びいいいいいいーーーーーんんんん!!!
何だかもう、光があふれかえってます、神殿!!
わぁ、なんだここ???
速玉大社も凄かったけど、ここは神殿全体、
山全体から強烈な光というかなんというか、
とにかく溢れ出そうなものすごい何かを感じるんだけど!?
鳥居の裏から見た山の風景です。
あんまり美しすぎて、すごすぎて、ドキドキします。
階段上りがきつかったのもあるけど。
そして、ちょっと緊張しながら、権現講祭について
尋ねると、「ああ、もちろん参加いただけますよ~」とあっさり受付完了。
ああ、ここだここだ、ここに呼ばれたんだぁーと思いました。
絶景にただただ飲まれるように、息を整えるため、
ちょっと腰かけ、山をずっと見ていました。
すると、何とはなしに背中に視線?を感じて振り返ると、
背後にはちょうど、神殿の一部が見え隠れしていました。
よく見ますと、「八咫烏」と書いてある像の後ろに、
「御県彦神社(みあがたひこじんじゃ)」の社があり、
ご祭神は建角身命(たけつぬみのみこと)とあります。
ここには(当然でしょうけれど)神様がご鎮座されている様子でしたので、
まずは祭事を済ませてからお参りさせてもらおうと思いました。
そして、祭事までにはまだ時間がありましたので、
写真を撮ろうとふらふら境内を歩きました。
見渡しても、あの手前の一番大きな社には、どうしても何も感じないんだけどな…
と思ったら、それは拝殿で、その後ろに本殿が立ち並んでいるのでした。
完全に見えない形となっているのですね。でも、それでかなり納得しました。
さて、時間になりましたら、拝殿の中へと進みました。
意外にも、こじんまりとした祭壇です。
そして、神道一色というよりも、何となく仏教的な飾りがあちこちに見受けられました。
(写真を撮ればよかったですね…)
内部に通されたのは私一人でした。
開始まで15分ほど、じっくりと神様に
こちらの事情をお話しすることができ、とても嬉しかったです。
とはいえ、一人とは。この季節に訪れる人って少ないのかな…と
最初はこんなもんか、と思ったのですが。
祭事が始まると、神官たちが続々と入ってきます。
巫女さんたちも合わせ、その数、約10名ほど。
え!?
こんなにたくさんの人たちが!?
頭では、これは権現講祭であり、国の人々のための祈念で、
個人の祈祷とは違うもの、とは分かっていましたが、さすがにこれだけ多くの方々に
執り行っていただくのかと思うと、申し訳ないような、
とてもありがたいような気持ちでいっぱいになりました。
神事では、「大祓の詞」を、神官の方たちと一緒に読みます。
何だか、「参加してる」という気分満載で楽しかったです。
途中、護摩を焚きます。この辺り、熊野ならではの儀式だなと思いました。
宮司さんはかなりのご高齢で、でも、汗をかきながらも、
きちんと採り行っていただいて、本当に感謝でした。
また、神饌は信じられないくらい盛りだくさんでした。
そうか、ここには沢山の神々がおられるからだろうな、
それにしてもあの尾頭付きの大きな鯛とかバナナとか、この山深い集落で
どうやって手に入れたのかな、なんて俗なことを考えたり。
巫女さんたちの舞もとても上手で、素敵でした。
ああ、本当に本当に、ここに来れてよかった…心の底から、感謝でした。
感激の45分間でした。
まだまだ続く☆
by yuu-kakei2
| 2015-04-24 21:19
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